ふつうの暮らし〜シニアな毎日

シニアのふつうの暮らしを綴ります

母のマスク作り報告

おはようございます☀


昨夜またまた母から電話がありました。
母は自主的にデイサービスを休んでほぼ一日家にこもっているので、弟からいろんなところに電話して話をしなさいと言われたのだそうです。
普段の時ならそれなりにスケジュールがありますが、この期に及んでどんな大切な用事がありましょう。
便りがないのは元気な証拠と近くに住む妹たちや弟に任せきりなので、母と長話をするのもよい機会かもしれません。


母はマスクをとても気に入り、わたしが送った布はいい布なので、お出かけ用(といっても受診くらいですが)にしているのだそう。
キットも返し縫いでていねいに作ったので洗ってもちゃんとしていると喜んでいました。


戦中派らしく物が捨てられないうえに、モノに宿る心のようなものを信じていて、きまぐれにあげた旅先の土産物の根付などを大事にとってあります。
わたしや妹たちのだけでなく、友達や兄弟にもらった根付やキーホルダーを、専用のディスプレイ盤のようなのを作ってフックにぶら下げて飾っているのです。


その母が何気なく、


どこかに旅行に行くと必ず手ぬぐいを買うからたくさんあるんだ、火事の時窓から逃げるのに結んでつなげるとロープ代わりになるんだよ。


と言います。


お母さんの部屋一階だし。


それはともかく、


手ぬぐいでマスクを作る人もいるんだよ。手ぬぐいは丈夫だし洗ってすぐに乾くからいいみたいよ、と言ったところ


あら。そうなの?じゃあきみちゃんがくれたマスクをもとにしてマスクを作ろうかしら?


おそらく母の瞳はキラリと光ったに違いありません。
面白そうなことに出会うと、母は子どものように目がキラキラするのです。


使い道のなさそうな大切に保管していたものを自分の手で役立てることができる、高齢者にとってこんな幸せがあるでしょうか。
そんなことに気付くのも、よい機会であったと思うことします。


母からデイサービスに持っていくバッグと、ベッドの下に敷くちょうどよいサイズの布と、ウサギの抱き枕の注文が入りました。
ステイホームはことのほか忙しくなりそうです。


バラが咲きました


モッコウバラ


母からモッコウバラのメンテナンスを教わりました。
うちのは花が小さいけれど、来年はきっとひと回り大きな花を咲かせてくれると思います。