ふつうの暮らし〜シニアな毎日

シニアのふつうの暮らしを綴ります

カムカムエブリバディ おもしろかった!

カムカムエブリバディが終わりました。

あまり真面目に視ておらず、特に3月末は忙しく土曜日の総集編で進展を確認しました。


最終週は視ていましたが、なんと最終回を見逃しました。


物語の展開はおおよそ予想できて、それほど大きな番狂わせがないので安心して観ていました。


朝の小刻みな時間に、心が囚われて引きずるようなドラマはちょっと敬遠しますしね。


このドラマが面白かったのは、あまり人の心や内面に踏み込んでいないところです。


まじめに視ていないので見逃しているのかもしれませんが、酷く悲しい経緯で別れ別れになった母娘が、互いを想うシーンがあったでしょうか…


突然演奏できなくなったトランペッターが、過去を思い悔やむシーンがあったでしょうか…


そういう、わりと重要な伏線が描かれず、ある時ポンっと目の前に出される。


全く予想していなかったわけでなく、むしろそうでしょう⁈そうだったでしょう!と我が意を得たりなのです。


ドラマを観ている私の想像力に委ねられるのは、作り手の、受け取る側に対する信頼のようなものを感じて心地よかったです。


ドラマなので、現実にはありえなさそうな偶然がおきていますが、それこそドラマなのであって、登場人物の内面や心情を提示されないゆえ、純粋に物語を楽しめました。


そして観終わって、人生に対する信頼、人の営みの愛おしさを思い、胸に温かなものが残りました。